生まれた日のことを忘れないうちに書いておこうと思います。
「難産」とは言えないかもしれませんですが、大変な出産でした。
第一子なので、妻としてはもちろん初産にあたります。
初産はなかなか生まれないと言います。陣痛が来てからもそうですが、出産予定日もそうです。
我が家の場合は、予定日から6日たっても生まれませんでした。よくあることなのかもしれません。
予定日から6日目の夜10時くらい、陣痛が来たかもしれないと妻から報告を受けました。初産の場合は10分間隔になったら来てくださいと産科で言われていました。
確かに10分間隔で痛がる妻。会話はできていましたが、見ていてかなり辛そうでした。病院に電話し、診察しないと分からないためとりあえず来てくださいということに。事前に準備していた荷物一式をもって病院に直行です。
ちなみに、自宅から病院までは陣痛タクシーなるものを利用しました。事前に登録しておくと電話一本で来てくれます。自宅の住所から病院の住所も登録するので、何も言わずとも迎えに来て連れて行ってくれます。便利です。
さて、この時妻は割と焦っていました。
陣痛はもちろん、いよいよという不安もあり混乱していたと思います。そのような中、夫としてはなるべく冷静でいようと努めました。もちろん、内心はドキドキです。
夫としてできることは、背中や腰をさすってあげること、荷物のわすれものがないか冷静に確認すること、陣痛タクシーを呼ぶこと、大丈夫だよと声をかける...くらいでした。陣痛が来てからどのように対処するかのイメージトレーニングは重要ですね。
そんなこんなで、夜中の12時くらいに病院に到着。
とりあえず、妻で分娩室に入りつきそいの私は外で待機です。分娩室前で待機しているというのはこんな感じかぁと思った記憶があります。
10分くらいして呼ばれました。
そこには穏やかな顔をした妻と、つきそいの助産師さんがいました。
不思議なことに病院についてからは妻の陣痛はおさまったようです。病院について、助産師さんにみてもらって少しリラックスしたのかもしれません。病院についたら陣痛がおさまるというのは、あるあるとも聞きます。
言われたのは、まだかかりそうですと。子宮口がまだ10センチ開いていないとのこと。10センチを超えるといよいよという感じだそうですが、初産の場合10センチからでも半日かかるそうです。
助産師さん曰く、初産なので感覚は5分~10分、話せなくなるくらい痛くなるくらいで良いと思いますとのこと。話せなくなるまでって何!?と思いながら、陣痛もおさまったし、いったんその日は帰ることに。朝4時ごろ、妻と共にタクシーで自宅に戻りました。
最後に「今夜か明日にでも生まれると思います」と助産師さんが言ってくれました。
結構この言葉に助けられたなと思います。予定日過ぎてまだかなと不安に思っていたが、いよいよだという心の準備ができました。それは妻も同じだったと思います。
また、一度陣痛から病院までのリハーサルができたのも良かったです。
結局、朝帰りした日の夜中(厳密には明け方)にまた病院に行くことになるのですが、長くなったので、いったんここまでで。